您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 社会(日语) >> 正文

発信箱:PK戦の雑念 荒木茂(論説室)

作者:荒木茂  来源:mainichi-msn   更新:2006-6-18 0:12:10  点击:  切换到繁體中文

国の威信をかけた試合であっても、「負けたら死ね」はないだろう。だが、54年のサッカーワールドカップ(W杯)スイス大会アジア予選では、韓国の代表監督が大統領にそう言われた。対戦相手は日本だった。

 植民地として支配された35年間、朝鮮半島のチームは日本のライバルをしのいできた。日本に勝つ自信はあるが、独立から10年足らず。日本人を領土に入れるわけにはいかない。敵地で2試合戦うことを条件に予選参加を許したのは、当時の李承晩(イスンマン)大統領だった。「もし負けたら、そのまま玄界灘に身を投げろ」。大統領は半分本気で激励したのだ。

 52年前の韓国チームはプレッシャーをはねのけ1勝1分けで本大会初出場の栄冠をつかんだ。

 サッカーでは、常に相手を出し抜こうと頭を使い、ゴールを奪って、自陣を守るのに専念する。プレッシャーがかかっていても、試合中に雑念の入り込む余地はない。

 例外がPK戦だ。4年前のW杯日韓共催大会で韓国-スペインの準々決勝は、0-0でPK戦に突入。韓国の5人目、主将の洪明甫(ホンミョンボ)選手が成功すれば4強進出が決まる。洪選手は心の震えが止まらなかった。

 「ここで外してしまえば、自分だけではなく家族たちも一生涯、世間に顔向けできなくなるだろう」(自著「LIBERO」小学館)。右足でけったボールはゴールに吸い込まれ、アジア勢最高の4位以内を決めた。

 ドイツ大会の決勝トーナメントは、24日から。国ぐるみの雑念がピッチを覆うPK戦は見たくない。90分せめて延長で決着がつくように祈りながら観戦する。

毎日新聞 2006年6月18日 0時17分


 

新闻录入:eva_0323    责任编辑:eva_0323 

  • 上一篇新闻:

  • 下一篇新闻:
  •  
     

    相关文章

    没有相关新闻

     
    网友评论:(只显示最新10条。评论内容只代表网友观点,与本站立场无关!)
     

    注册高达赢取大奖!

    09年2月《贯通日本语》杂志

    日本天后仓木麻衣将首次来杭开

    熊本熊震后首次现身东京 卖萌感

    日清推出“世界杯面选举” 纪念

    不二家巧克力点心内疑混入橡胶

    广告

    广告