日本郵政公社は29日、東京都内で小包の集荷作業をしていた配達車両から、受取人と差出人の個人情報を含むお客様ラベル878枚が盗まれたと発表した。郵政公社は、警視庁久松署に被害届を出すとともに、顧客におわびの文書を郵送した。
郵政公社によると、28日午後2時半ごろ、中央区日本橋浜町の路上で、配達員が集荷作業のために配達車両を離れたすきに盗まれたという。ラベルには受取人878人、差出人357人の合計1235人の住所、氏名、電話番号、配達予定日、品物の内容などが記載されていた。車両は施錠していたという。郵政公社では今後、個人情報の記載された書類を車内に放置しないなどの管理体制を徹底し、再発防止に努めるとしている。【工藤昭久】
毎日新聞 2006年6月29日 19時32分