NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」(東京都港区、会長・中曽根康弘元首相)は富士山山開きの1日、ふもとの山梨県富士吉田市で活動をPRするイベントを開催。富士山を世界文化遺産に登録することなどを目的とした「富士山基金」を同日付で設立したと発表した。
基金は富士山周辺の清掃や文化的景観の復活のほか、世界遺産登録後の持続的な保護、管理などにも使う予定。目標額は定めていない。一方、イベントには、山本栄彦山梨県知事ら約300人が参加。トリノ五輪女子スピードスケート代表で、富士急行(本社・富士吉田市)所属の岡崎朋美選手(34)が「エネルギーと勇気を与えてくれる富士山が一日も早く世界遺産に登録されることを祈っています」とエールを送った。
毎日新聞 2006年7月1日 21時03分 (最終更新時間 7月1日 23時07分)