ロシア・シベリアのイルクーツク空港で9日、乗客・乗員200人を乗せた旅客機が着陸に失敗して塀に衝突
し、炎上しました。この事故で、これまでに127人の死亡が確認されました。
事故を起こしたのはモスクワからイルクーツクに向かっていたシベリア航空のエアバスA310型旅客機です。
事故機にはバイカル湖で夏休みを過ごそうという家族連れなど乗客192人、乗員8人のあわせて200人が
乗っていましたが、9日朝、イルクーツク空港への着陸に失敗、滑走路を外れてコンクリートの塀に衝突し、炎上
しました。
この事故で、これまでに127人の死亡が確認されています。また、54人が病院に運ばれましたが、残る
19人の生存は絶望的とみられています。
事故の原因について、ロシア運輸相は事故当時、雨が降っていて、滑走路が滑りやすい状態だったためでは
ないかと話しています。
現地の日本大使館によりますと、日本人が乗っていたという情報はこれまでのところ確認されていないということ
です。(09日16:16)