桜井忠前市長(52)=辞職後、準強制わいせつ容疑で逮捕、送検=の辞職に伴う北海道苫小牧市長選は9日投開票され、無所属で元衆院議員の岩倉博文氏(56)=自民推薦=が無所属で元市長の鳥越忠行氏(66)を破り、初当選した。当日有権者数は13万7769人、投票率は59.36%(前回65.17%)。
岩倉氏は4万3274票を獲得。行財政改革と市政への信頼回復を訴え、自民党を中心に幅広く支持を集めた。鳥越氏は民主党、連合北海道の支持を得て3万7187票を集めたが、及ばなかった。
岩倉氏は同市出身。00年衆院選で小選挙区(北海道9区)で落選したが比例道ブロックで復活当選した。03年、05年の衆院選は落選した。
【笈田直樹】
毎日新聞 2006年7月10日 1時17分