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米大統領:星条旗掲揚自由法案に署名 住民の規制禁じる

【ワシントン和田浩明】ブッシュ米大統領は24日、集合住宅などの管理組合が、景観上の理由などから住民の米国旗掲揚を規制することを禁じる「2005年米国旗掲揚自由法案」に署名、成立させた。ブッシュ大統領は署名声明で「勇敢な男女が我が国を守るため海外で戦い続ける中、米国民が面倒な規制なしに愛国心を表明する権利を守る重要な法案を通過させた」と連邦議会の対応を評価した。

 法案は、米東部メリーランド州選出のロスコー・バートレット下院議員(共和党)が昨年1月に提案。今年6月に下院を、今月、上院を通過した。マンション住民らが所有権を持つ住居での国旗掲揚について、管理組合規則で制限・禁止することを原則として禁じる内容だが、罰則規定は含まれていない。

 法案は、11月の中間選挙をにらんだ下院共和党が、保守層の支持固めを狙って6月に発表した「米国の価値法案一覧」の一部。同性婚禁止の憲法修正案や、妊娠後期の人工中絶で胎児が痛みを感じる「医学的証拠」を、医師が中絶を求める女性に告知することを要求する法案なども含まれている。

毎日新聞 2006年7月25日 17時13分

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