サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)の不正問題で、同国サッカー協会規律委員会が処分を科した4チームの上訴審判決が25日発表され、ユベントスの2部(同B)降格は変わらず、フィオレンティナとラツィオは降格処分が覆され、セリエA残留となった。
欧州チャンピオンズリーグ(CL)から除外されていたACミランは、同大会の予選に出場できることになった。ほか3チームは欧州カップ戦から除外されたままで、ユベントスは昨季までの2季連続セリエA優勝もはく奪されたままの状態。4チームはラツィオ州裁判所に上訴する権利がある。
新シーズンはユベントスがセリエBで勝ち点17を減点されてスタート。フィオレンティナは同19、ラツィオは同11、ACミランは同8を引かれてセリエA開幕を迎える。欧州CLはインテル・ミラノとローマが本戦から、ACミランとキエボが予選から出場する。(ローマ共同)
毎日新聞 2006年7月26日