25日午後11時40分ごろ、長野県岡谷市川岸東2のJR中央線の災害復旧工事現場で、円筒形の容器から透明の液体が漏れ、刺激臭がたち込めた。周囲の男性作業員7人が目の痛みを訴えたが、いずれも軽症。この影響で、同線の工事は一時中断されている。
県警岡谷署の調べでは、作業員は近くで発生した土石流災害で線路に堆積した土砂を取り除いていた。液体が入っていた容器は直径約30センチ、高さ約40センチ。付近には農薬と表示された同様の容器が複数見つかっており、近くの小屋が土石流で壊され、中にあった容器が流されたとみている。【川崎桂吾】
毎日新聞 2006年7月26日 11時14分