【モスクワ町田幸彦】イランのアフマディネジャド大統領、タジキスタンのラフモノフ大統領、アフガニスタンのカルザイ大統領の3首脳は26日、タジク首都ドゥシャンベで会談した。インタファクス通信によると、麻薬密輸防止、テロ対策、経済協力などの5合意文書に調印した。
アフマディネジャド大統領は会談後の記者会見で「我々3カ国は国境で分けられない。長い歴史の中で共通の宗教と文化によって結びついている」と語り、同じペルシャ語圏としての共通性を強調した。カルザイ大統領はアフガン経済発展のために3国間の協力が必要だと述べた。
イランは、中国、ロシア、中央アジア4カ国でつくる上海協力機構への加盟を要望するなど、中央アジア諸国との関係強化を目指している。
毎日新聞 2006年7月27日