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心臓手術:少年死亡で病院側は過失否定 水戸

水戸済生会総合病院(水戸市)で心臓手術を受けた高校3年の少年(当時18歳)が死亡した問題で、早野信也院長ら4人が31日、同病院で会見。「手術について、インフォームドコンセント(説明と同意)は十分に行っていた。手術の操作、手順に誤りはなかったと思う」と過失を否定した。

 早野院長らによると、病院側は執刀医の心臓外科医(44)が、本人の正常な肺動脈弁を大動脈弁に移植するなどする「ロス手術」と、大動脈弁に人工弁を取り付ける一般的な手術の二つを提示し、それぞれの長所と短所を説明したところ、家族側がロス手術を希望したと主張した。ただ、執刀医がロス手術について2例目の執刀であることについては「(執刀医は)説明していないかもしれない」と言葉を濁した。

 また死亡原因については「手術中から不整脈が頻発して出血が起き、多臓器不全となった。捜査中なので、それ以上はコメントできない」とした。【三木幸治、山本将克】

毎日新聞 2006年7月31日 

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