日本将棋連盟は17日、アマチュア最高段位の八段を青森県将棋連盟顧問、中戸俊洋さん(63)=同県おいらせ町在住=に授与した。長年、将棋の普及や文化振興に尽力したことが評価された。アマ八段は全国で5人目。
衣料品店社長の中戸さんは、1984年に私財を投じてアマチュア王将戦を創設。89年には故大山康晴十五世名人を紹介する大山将棋記念館を地元に私費で開設した。05年に同県百石町(現おいらせ町)が新・大山将棋記念館を開いた際は、3000点以上の資料を寄付した。「身の引き締まる思い。これからも将棋を通じて社会貢献をしていきたい」と喜びを語った。【村松洋】
毎日新聞 2006年7月18日