陸上の元五輪金メダリストで、現在も男子200、400メートルで世界記録を持つマイケル・ジョンソン氏(米国)が31日付の英紙デーリー・テレグラフに寄せたコラムでジャスティン・ガトリン(米国)のドーピング(薬物使用)疑惑に触れ、コーチのトレバー・グラハム氏を痛烈に批判した。
ジョンソン氏はガトリンが検査で陽性反応を示したことには驚かなかったとし、その理由を「彼がドーピング違反をしていると疑ってきたからではなく、指導者がグラハム・コーチだったからだ」と記述。「仮にガトリンが無実だとしても、グラハムと関係があるというだけで永久に疑いの目を免れない」とし、同コーチも永久追放処分を受けるべきとの見解を示した。(共同)
毎日新聞 2006年8月1日