大阪-松山を往復する日本エアコミューターのボンバルディア機DHC8-400型の同一機体が1日、3件のトラブルを起こし、計4便が欠航、2便が遅れた。
同社によると、午前9時大阪空港発の同機の無線が出発前に送受信できなくなり、同便と折り返し便が欠航。部品を交換したが、今度は右翼のエンジンがかからず、エンジン内の発電機を交換、午前11時40分同空港発と折り返し便がそれぞれ約1時間10分遅れた。
さらに、同機の客室の温度調整ができなくなり、部品交換のため午後2時45分の同空港発と折り返し便が欠航した。その後、同機は出雲空港へ向かった。同社は「毎日の点検で異常は見つからなかった。メーカーに原因究明を求めている」と話している。【堀雅充】
毎日新聞 2006年8月2日