「朝の太極拳」に取り組む参加者の女性たち。後ろは六本木ヒルズ=東京都港区で3日午前8時、小出洋平写す
東京・六本木ヒルズで3日朝、地元住民が集まり太極拳を楽しんだ。親子連れなど約570人が敷地内の広場でタワーを見上げながら、さわやかな汗を流した。
ヒルズ内の自治会と森ビルが、都会の真ん中で疎遠になりがちな住民の交流の場を作ろうと、4年前の夏から開始。太極拳は「ラジオ体操より珍しいもの」という理由で選んだという。
夏休みのラジオ体操のように、参加するたびにスタンプを押してもらう。5個たまるとヒルズ内飲食店街の500円分のチケットがもらえる。
参加者の中には講師の動きについていけず、バランスを崩しよろめく人も。近くに住む不動産コンサルタント会社社長、高橋清さん(50)は「今年、初めて参加した。ちょっと疲れるけど早起きの習慣にもなる」と話した。16日まで、毎日午前7時半から。【五味香織】