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団地遺体:45歳長男を死体遺棄容疑で逮捕 警視庁

東京都清瀬市下宿の「清瀬台田住宅」の一室の床下から3日、同室に住む無職、市川昌子さん(69)の遺体が見つかった事件で、警視庁捜査1課と東村山署は4日、長男で同じ団地に住む無職、浩史容疑者(45)を死体遺棄容疑で逮捕した。浩史容疑者は遺体を隠したことを認めたうえ「母を殺してしまった」と供述しており、同課は殺人容疑でも追及する。

 調べでは、浩史容疑者は7月中旬~下旬ごろ、市川さんの遺体にポリ袋をかぶせ、市川さんの部屋の床下に遺棄した疑い。「母を殺してしまい、見つからないように一度押し入れに入れたが、臭いが出始め、床下に隠した」と供述。「借金のことで母にいさめられた」とも話しており、動機などを調べている。

 浩史容疑者は、市川さんの遺体が発見された3日午前、妻の携帯電話に「仕事に出る」と電話をし、所在が分からなくなっていた。同日午後10時20分ごろ、約40キロ北の埼玉県行田市の国道で、手配を受けた同県警行田署員が浩史容疑者の車を発見し、身柄を確保した。長女(16)と二女(11)も乗っていたが「ドライブに行こう」と連れ出されたという。

 近所の主婦は「おとなしくて、悪い人には見えなかった」と話している。

毎日新聞 2006年8月4日

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