7日午前10時45分ごろ、名古屋市千種区内山3の歩道で、女性と女の子が血を流して倒れているのを通行人が見つけ、119番した。2人は近くの病院に運ばれたが、女性は出血性ショック、女の子は全身の骨折で、まもなく死亡した。近くに9階建ての雑居ビルがあり、愛知県警千種署は、2人はこのビルから落ちたとみて、原因や身元を調べている。
調べでは、女性は30~40歳くらい。ピンクの半袖シャツとベージュの半ズボン姿で、黒い髪だった。子供は2歳くらいで、赤の乳児服に紙おむつをはいていた。身元を確認できる所持品は無かった。
2人は発見される直前、ビルの屋上から落ちる様子を通行人が目撃していたという。現場は、名古屋市営地下鉄東山線今池駅そばの繁華街の一角で、通称「錦通」に面した人通りの多い場所。【米川直己、加藤潔】
毎日新聞 2006年8月7日