札幌市は10日、市内64のプールを対象に吸排水口のふたが固定されているかを調査した結果をまとめた。閉鎖か改修中を除いた60のプールのうち、国の指導通り固定されていないか、二重構造になっていなかったのは北海道警察学校プール(同市南区)とリフレサッポロ(同市白石区)の公営2、ほかに民営10の計12あった。
応急的に吸排水口近くへの立ち入り禁止や監視強化の措置を取り、今後ネジで固定するなど改善策を講じる。民営プール名については「安全対策を取っている」として公表を見送った。同市プール指導要領で届け出のあるプールを対象に調査した。学校のプールは対象外。【去石信一】
毎日新聞 2006年8月11日 北海道朝刊