鉱工業生産指数:2カ月ぶり低下の104.9…7月
経済産業省が31日発表した7月の鉱工業生産指数(00年=100、季節調整済み速報値)は、前月より0.9%低い104.9で、2カ月ぶりで低下した。国内向けの自動車生産が減少したほか、春先の天候不順で在庫が積みあがっていたエアコン生産を抑える動きも響いた。しかし、上昇下降を繰り返しながらも右肩上がりは続いており、全体として「生産は上昇傾向にある」との判断は据え置いた。
化学工場向けの工作機械の生産も減少した。一方、携帯電話や液晶テレビ向けの電子部品やパソコンの生産は好調だった。同省は、8月は前月比4.2%の上昇、9月は同1.4%の低下を予測している。【小林理】
毎日新聞 2006年8月31日