31日に埼玉県ふじみ野市で起きたプール事故を受けて、瑛梨香ちゃんが通っていた所沢市立小手指小では1日朝、柳沢栄子校長と担任の奥住正雄教諭が記者会見し、同日市内で開かれる水泳記録会への不参加と、夏休み中の水泳授業の中止を決めたと発表した。事故にショックを受けている児童の心のケアにも取り組む。柳沢校長は「楽しい夏休みにかけがえのない命を失って残念」と言葉を詰まらせ、奥住教諭も「(瑛梨香ちゃんは)明るく素直で、ピアノが得意だったのに……」と沈痛な表情で話した。
市教委からプールの管理運営を委託されているさいたま市内の施設保守管理会社では午前10時半、社長が姿を見せて報道陣に「申し訳ありません」とだけ話し、事情説明のためふじみ野市役所へ向かった。【内田達也、町田結子】
毎日新聞 2006年8月1日