高速道路などの通行料金無料化を目指す運動を理由にした不払い事件で、横浜区検は11日、逮捕された男性会社員(36)を道路整備特別措置法違反(不正通行)の罪で略式起訴した。横浜簡裁は同日、罰金100万円の略式命令を出し、男性会社員は納付した。同法違反での起訴は2例目で、罰金額は過去最高となった。
起訴状などによると、男性会社員は昨年10月から今年5月までの間、東日本高速道路が管理する有料道路「横浜新道」の今井料金所(横浜市保土ケ谷区)などを通過する際、「無料通行宣言書」などと記載した紙を係員に投げ付け、200円の通行料金を13回にわたり支払わなかった。
男性会社員は2004年3月から同様の行為を計246回繰り返しており、割増金を含め約90万円を請求され、既に支払ったという。
毎日新聞 2006年9月12日