【ワシントン笠原敏彦】マコーマック米国務省報道官は13日の定例会見で、米国の米朝対話提案を北朝鮮が拒否したとの情報について、「曲解がある」と否定した。北朝鮮は金融制裁を巡る米朝の2国間協議を求めてきたが、報道官は「北朝鮮が6カ国協議に復帰することが条件で、その枠組みの中で行うことだ」と米国の方針を改めて強調した。
韓国では報道や政府高官の発言で、6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補が先週北京を訪問した際、北朝鮮の金桂冠(キムゲグァン)外務次官に対話を提起したが北朝鮮は応じなかったとの情報が繰り返し流れた。
毎日新聞 2006年9月14日