【ウィーン会川晴之】イラン核問題を巡る欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表と、イランの核交渉最高責任者、ラリジャニ最高安全保障委員会事務局長との再協議が、当初予定されていた14日から延期された。AP通信などが13日、ソラナ上級代表の広報官の話として伝えた。
英国は会談について、13日のIAEA理事会で「極めて近い将来に実施される」と述べ、14日実施に向けた最終調整を続けていると説明していた。AP通信によると、イラン側と調整がつかなかったため、14日には補佐官レベルの会談がパリで開かれる。
ソラナ上級代表とラリジャニ事務局長の会談は9、10の両日にウィーンで開かれ、今週中に再会談することに合意していた。
毎日新聞 2006年9月14日