愛知県一宮市立北方中学校のプールで、夏休み中利用していた同中2年、男子生徒(14)が監視員の男性(26)に暴行を受け、肩を骨折していたことが分かった。5日、同市などが発表した。県警一宮署は傷害事件として捜査している。
同市によると、8月5日午後3時ごろ、監視員は同プール更衣室で男子生徒を壁に押し付けるなどして、右肩の骨を折る6週間のけがを負わせた。監視員は「生徒が以前から言うことを聞かず腹が立った」などと、話しているという。
このプールは夏休みの一般開放中。同市は今年から指定管理者制度により管理営業業務を民間業者に委託しており、当時はアルバイト監視員3人体制だった。業者は監視員を既に解雇した。同市担当課は「このような事件を起こし申し訳ない。指定管理者の指導徹底を図りたい」としている。【井上章】
毎日新聞 2006年9月5日