東海3県の結婚式は派手で、親がかり--。こんな実態が、リクルート(東京都)のまとめた結婚トレンド調査で分かった。挙式・披露宴の招待客1人当たりの単価は全国平均を約8000円上回っており、同社名古屋支社は「ケチと思われないため、招待客に見える部分でお金をかけているのでは」と分析している。
調査は今春、同社発行の結婚情報誌「ゼクシィ」読者のうち05年4月~今年3月に挙式した計6135人を対象に実施。新婦の婚前の居住地別に全国15地域に分類した。
調査結果によると、東海3県では婚約から新婚旅行までにかかった費用総額は416万円と前年調査から18万円増加したものの、全国15地域中7位にとどまった。
挙式、披露宴の費用総額は305万円と全国11位。しかし、招待客の平均人数が61人と全国13位にとどまり、招待客1人当たりの単価は5.4万円と全国では北陸3県に次いで2位となった。中でも、1人当たりの料理費用は1万4000円で全国1位だった。
また、74%が親・親族からの援助を受け、援助総額は平均208万円と全国3位に。結婚式を派手に行うため「娘3人持つと家がつぶれる」と言われる習慣の一端をうかがわせた。【中井正裕】
毎日新聞 2006年10月24日