長崎県佐世保市の久田学園佐世保女子高校(久田順子校長)は、来春の入試で「箸(はし)の持ち方」を検査項目に取り入れることを決めた。生活習慣や、食べることに対する最低限のマナーが身についているかを見ることが狙い。合否判定に一定程度反映させる。内閣府食育推進室は「そういう出題例は聞いたことがない」と話している。
来春募集する新1年生は普通科の40人。一般入試と推薦入試を実施するが、一般入試は「数学、国語、総合問題」、推薦入試は「面接、作文」に加えていずれも「箸の持ち方」を設けた。試験時間は3分程度。箸で豆をつまんで移動させるなどさせ、「持ち方が適切か」「スムーズに使いこなせているか」を試験官がチェックする。【小野英行】
毎日新聞 2006年10月26日