米ローレンス・バークレー国立研究所は15日(現地時間)、世界のサーバーの消費電力が05年時点で年間1230億キロワット時(推計)に達し、00年(580億キロワット時)の2倍以上に膨らんだと発表した。サーバーの電力需要は増え続ける一方で、利用企業だけでなく経済全体の問題になりつつある。
同研究所によると、世界のサーバー設置台数は05年の段階で2728万台(00年は1411万台)に上り、5年で2倍近くに急増。1台当たりの平均消費電力も257ワット(同236ワット)に増加したため、全体の消費量(冷却装置などの電力も含む)は2倍以上に膨れあがった。
電気代金も72億ドル(同31億ドル)に増加し、企業経営を圧迫している。米国では、国全体の電力消費のうちサーバーの占める割合が1.2%に達し、テレビに匹敵する規模になった。【南優人/Infostand】
発表資料(PDF)
http://enterprise.amd.com/Downloads/svrpwrusecompletefinal.pdf
2007年2月16日