国際NPO「国際ゲーム開発者協会(IGDA)」はこのほど、「ゲームディベロッパーズ・チョイス・アワード」の生涯功労賞に「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」を手掛けた任天堂の宮本茂専務を選出したと発表した。 また、未知の領域に最初に飛び込んで後進に道を作った開発者に授与される「ファーストペンギンアワード」には、パズルゲームの名作「テトリス」を開発したアレクセイ・パジトノフさんが選ばれた。
IGDAは、ゲーム開発者間のコミュニティーやゲーム開発者の芸術的、社会的な認知などを目的に93年に設立された国際NPOで、全世界65支部、約6000人が参加している。毎年ゲーム開発者向け協議会「ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC)」を開催。01年からは「ゲームディベロッパーズ・チョイス・アワード」を設立し、優れたゲームや開発者を表彰している。
生涯功労賞には、ゲームボーイなどを手掛けた故横井軍平さん、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の中裕司さんが受賞しており、日本人では宮本専務が3人目。授賞式は3月に米国サンフランシスコで開かれる「GDC」期間中に開催される。【立山夏行】