大阪府吹田市で18日、大型観光バスがコンクリート柱に衝突し27人が死傷した事故で、死亡したアルバイト添乗員、小池雅史さん(16)の葬儀が21日、長野県大町市内の斎場で営まれた。
葬儀には小池さんが通っていた長野県立池田工業高(同県池田町)の生徒や親族ら約300人が参列した。クラクションを鳴らしながら小池さんを乗せた霊きゅう車が出発すると、泣き崩れる人もいた。葬儀後、霊きゅう車が同高ロータリーを1周し学校職員らが手を合わせた。宮島範雄校長は「夢や希望を持っていた16歳の死は耐えられない。こんなことは二度とあってはならない」と話した。【藤原章博】
毎日新聞 2007年2月21日 19時04分