警備員の教育記録にうそを記載したなどとして埼玉県警生活安全企画課と東入間署は8日、警備会社「太陽管財」(さいたま市北区)と警備課長(55)▽ビル管理会社「京明プランニング」(同市見沼区)と社長(49)を警備業法違反(帳簿の虚偽記載など)の疑いで書類送検した。同県ふじみ野市営プールで小学2年女児が吸水口に吸い込まれ死亡した昨年7月の事故で、「太陽」は管理業務の元請け、「京明」は下請け業者だった。
プール事故で両社社長は昨年11月、市職員らとともに業務上過失致死容疑で書類送検されたが、「太陽」社長は今回の容疑事実を知らず、立件対象にならなかった。調べでは、「太陽」は06年3~5月、6回にわたり警備員教育のうその実施日を教育実施簿に記した疑い。「京明」は営業所に警備員名簿を備え付けなかったなどの疑い。【酒井祥宏】
毎日新聞 2007年3月8日 23時04分