名古屋大学(名古屋市千種区)で8日、前期日程の合格発表が行われ、2.6倍の難関を突破した1790人の受験生らが肩を抱き合ったりしながら喜んだ。
今年の名大の前期日程は、昨年の3.2倍に比べてやや“広き門”。発表場所となった全学教育棟前には午前11時ごろから、友人や親と連れ立って来た受験生が集まり始め、正午前、受験番号が一斉に掲示されると、自分の番号を見つけた受験生があちこちで歓声を上げた。また、恒例のアメリカンフットボール部員に胴上げされる受験生も。理学部に合格し、胴上げされた高校3年生、河村祐亮さん(18)=岐阜県各務原市=は「試験がうまくいかなかったので、しばらく落ち込んでいた。信じられない気持ち」と話した。【山田一晶】
毎日新聞 2007年3月8日 14時10分 (最終更新時間 3月8日 15時02分)