NTTドコモ四国はこのほど、「FOMA」契約者数の増加とサービスエリア拡充に伴い、FOMAの基地局設備を車に搭載した「移動無線基地局車」を1台導入した。
同車は、災害や故障で基地局が使用不能になった時や、イベントなどで局地的に通信量が増大した際に現場へ行き、同エリアの通信を確保(最大2800回線)できる。今回併せて導入した移動電源車とセットで、燃料補給無しで約7時間連続稼動できるという。
現在、四国内には、屋外の基地局が1370カ所(3月末見込み)設置され、駅やパーキングエリアなど公共施設内で基地局の役割を果たす屋内施設が200カ所(同)ある。四国内のFOMAの契約件数は92万2000件(1月末現在)で、全契約件数171万1200件の半数を超える。【吉田卓矢】
2007年3月8日