前哨戦の阪急杯を制して勢いに乗るプリサイスマシーンは松岡(レースは安藤勝)を背に、Wコースで併せ馬。直線強めに追われ、ワキノムテキ(5歳500万)に半馬身先着した。「昨秋より数段いい感じ。少し重い気もするが、輸送もあるしこのひと追いでちょうど良くなるはず」と松岡。
見守った萩原師も「しまい重点の指示通りの稽古だった。普段通り。G1だからと言って何も特別なことはしていない」と余裕たっぷり。「騎手の指示に従順で反応が早いし、狭いところを割ってくる根性もある」と小回り中京での肉弾戦にも自信をのぞかせる。
昨年、このレースは5カ月半の休み明けで0秒3差4着に健闘。今年は順調に使われてきた強みがある。「あとはジョッキーに任せます」と師が全幅の信頼を置く安藤勝の手綱で、悲願G1タイトルをもぎ取る。
スポーツニッポン 2007年3月22日