フィリピン保健省は3日までに、非血縁者間の生体臓器移植に関する改定行政命令を公示し、外国人への臓器提供を禁止した。16日に発効する。命令は「外国人は血縁関係がないフィリピン人から臓器提供を受けることができない」としている。
保健省は3月末、ルールに基づく臓器移植を実施するための組織設置を決め行政命令を出した。しかし4月末に「アロヨ大統領の指示」として外国人への臓器提供を禁止する新方針を突然発表、命令も改定した。
保健省は大統領の指示後、イスラエル人8人への移植を認めたことが判明し、政府内から批判が出ていた。(マニラ共同)