日本興亜損保の筆頭株主となっているアメリカの投資ファンドが、株主総会で社長の取締役再任案に反対する方針を明らかにしました。
アメリカの投資ファンド、サウスイースタン・アセット・マネジメントは、日本興亜損保の株式のおよそ19%を持つ筆頭株主となっています。
このファンドが今月26日に開かれる日本興亜の株主総会で、兵頭社長の取締役としての再任案に反対する方針を発表しました。
反対の理由については明らかにしていませんが、日本興亜の株価が低迷しているため、経営の刷新が必要と判断したものとみられます。
ただ、ファンド側は他の株主に同調を呼びかける予定はないとしていて、再任案が否決されるかは不透明な状況です。
日本興亜は「ファンド側から直接の意思表明を受けていない」としたうえで、「引き続き対話を続ける」とコメントしています。(10日12:32)