東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受けて、東京・千代田区は現場周辺で休日に実施している歩行者天国を当面中止とする方針を明らかにしました。
「町会などの意見も聞きながら、こういう(当面中止の)回答を出した」(石川雅己 千代田区長)
12日午後、千代田区長はこのように述べ、歩行者天国のあり方や町の安全確保などについて地元の町会などと話し合った結果、歩行者天国を当面中止すべきだとする意見が大勢を占めたことを明らかにしました。
千代田区は歩行者天国の当面中止について、すでに万世橋警察署に届け出ており、13日の東京都公安委員会で正式決定される見通しです。
【秋葉原の人は――】
「なかなか全国にない。せっかくの歩行者天国の(当面)中止はちょっと・・・」
「しょうがないと思う。自分たちが自分自身で身を守るしかないから」
「今までずっと続いてきたことを急になくすのは、本当にそれでいいのか」
また、警察庁は刃物の販売業者と連携して購入者の身元確認を行うことを検討しています。さらに、事件で使用されたダガーナイフのように、殺傷力が高く社会的にも必要性が低いと考えられる刃物について、刀剣類と同様に所持を禁止する方向でも検討を始めています。(12日17:22)