三重県伊賀市の診療所で点滴を受けた患者19人が体調を崩し、うち1人が死亡した事件で、警察は、業務上過失傷害の疑いで、この診療所などの家宅捜索に乗り出しました。
この問題は、伊賀市の診療所「谷本整形」で点滴を受けた患者がおう吐や震えなどを相次いで訴え、これまでに1人が死亡、18人が入院したものです。
谷本廣道院長は11日、本来は処方するたびに調合すべき点滴液を、作り置きしていたことを明らかにしていて、体の変調を訴えた患者の多くは、休診日の翌日に点滴を受けていた事も分かりました。
警察は、この作り置きの点滴に細菌が混入して感染症を引き起こした可能性が高まったとみて、12日正午過ぎ、業務上過失傷害の疑いで「谷本整形」に家宅捜索に入りました。(12日14:42)