米クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス社が中国人4千人を対象に実施したアンケート調査によると、回答者(25~64歳)の観光旅行回数は年平均2.2回で、このうち56%がビジネス旅行、43%がレジャー旅行だった。月収が5千元を超える高所得層(調査対象の約10%)の旅行回数は年平均6回を超え、ビジネス旅行が69%、レジャー旅行はわずか30%。「経済日報」が伝えた。
世界旅行産業会議(WTTC)は、中国の観光業では今後10年間の成長率が平均10.9%に達すると予測する。アメリカン・エキスプレス社の姜大偉副社長(グローバルネットワーク、ビジネス顧客サービス業務の中国・新興市場担当)は「こうした調査結果から、将来は中国人観光客の旅行頻度や海外観光客数が緩やかに増えるとみられる」と話す。
調査では、中国の高所得層は海外旅行を好む傾向がやや強いことも分かっている。月収5千元以上の層では、昨年に1度以上海外旅行をしたと答えた人が1割に上った。回答全体ではこの割合は7%に下がる。興味深い点として、海外旅行をした人が最も多かった都市は杭州で、回答者の1割に達している。(編集KS)
「人民網日本語版」2005年9月7日