民事再生手続き中の海運中堅、第一中央汽船が経営再建に向けて動き出した。連休明けには同社に船を貸し出している国内外約40社の船主との交渉がヤマ場を迎える。再生には最大の債権者である船主の協力が欠かせないが、その先にもスポンサー企業の獲得などのハードルが待ち受ける。
「こんな短期間で他の用船先を見つけるのは不可能だ」。国内船主の社長は苦り切る。第一中央が5日に開いた債権者向け説明会で「用船料」と呼ぶ…
技あり中堅、地方で輝く 高シェアで業績好調