千葉県成田市の成田山新勝寺で13日、新年に向け、1年間の汚れを落とす恒例のすす払いがあり、僧侶と職員が本尊の不動明王などの仏像や仏具を丁寧に清めた。
午前5時半ごろ、広さ296畳の大本堂に、マスク姿の僧侶らが集まり、不動明王、四大明王の像や大太鼓などのほこりを、はけやはたきを使ってきれいにした。
その後、6人が横一列に並び、長さ約10メートルの「ササ竹」で、堂内の欄干や外側の軒下のほこりを払い落とし、夜明け前には大本堂での作業を終えた。
正月三が日は約300万人の初詣客を見込んでいる。僧侶の杉本照身さん(44)は「すがすがしい気持ちでお参りしていただく準備ができた」と話した。〔共同〕