韓国・国家情報院は27日の国会情報委員会で、最近解任されたという北朝鮮の金元弘(キムウォノン)前国家保衛相が1月末まで調査を受けた後、軟禁状態にあるとした。国家保衛省の次官級幹部5人以上が高射砲で処刑され、同省にあった金正日(キムジョンイル)総書記の銅像も撤去されたという。
特集:金正男氏殺害
保衛省が党幹部らを拷問し、虚偽の報告をしたことで金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長が激怒したという。銅像撤去は、住民の保衛省に対する恨みの声に配慮したという。北朝鮮内部では最近、体制を中傷する落書きが職場や学校、軍部隊で見つかったり、壁画や銅像などが傷つけられたりしている。
また、北朝鮮北東部・豊渓里(プンゲリ)の核実験場では、過去実験したことがない南側の3番坑道がいつでも実験可能な状態になっているという。2~5回目の実験があった北側の2番坑道でも維持管理活動が続いているという。寧辺(ヨンビョン)の核施設では昨年、兵器用プルトニウム10キロを生産。年末から再び、使用済み燃料棒の再処理が可能になるとした。
一方、北朝鮮では439カ所の…