中国・広州の動物園「長隆野生動物ワールド」で29日、世界で唯一、飼育されている三つ子のジャイアントパンダの4歳の誕生日を祝うイベント「三つ子祭り」があった。100組の三つ子の子どもたちが招かれ、ハッピーバースデーを合唱するなどしてパンダの順調な生育を祝った。
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三つ子のパンダは1番上がメスの萌萌(モンモン)、2番目がオスの帥帥(ショワイショワイ)、3番目がオスの酷酷(クークー)。生まれた当時はわずか100グラム前後しかなかったが、今では100キロ前後まで成長。3頭はケンカをすることもあるが、仲良く暮らしている。人間の十数歳に相当し、今後は繁殖も想定しているという。
飼育員の陳淑青さんは「こんなに多くの三つ子が1カ所に集まるなんて、めったにない機会だ。とてもうれしい」と話した。(広州=益満雄一郎)