群馬県みなかみ町の前田善成町長(50)は6日に記者会見し、町議会を解散したと表明した。前田氏は今年4月、女性にセクハラをしたとして、町議会から不信任を決議され、自ら辞職するか、議会を解散するかの選択を迫られていた。
前田氏は会見で「地域の多くの人から解散すべきだと言われた。セクハラ問題については、警察の捜査に従う」と述べた。
出直し町議選は40日以内に行われる。選挙後、新議員によって不信任決議案が提出された場合、過半数の賛成があれば町長は自動的に失職する。町議会は4月に改選したばかりだった。
前田氏は4月、町内の団体職員の女性にキスしたとされている。この問題では、群馬県警が強制わいせつ容疑で捜査している。(泉野尚彦)