大阪市の吉村洋文市長は7日、猛暑対策として、市立幼稚園の保育室全室にエアコンを設置すると表明した。来夏までに約6億円をかけて設置を進める。
大阪維新の会市議団が同日、来夏までに全保育室にエアコンを設置するよう求める要望書を吉村市長に提出。吉村市長が「子どもたちの安心、環境を守ることも重要。やらなきゃいけない時期にきている」と設置する方針を示した。
エアコン設置を巡っては公明党、自民党の市議団がそれぞれ早期設置などを求めて要望書を提出。吉村市長が検討を進めていた。市こども青少年局管理課によると、8月7日現在、市立幼稚園は全54園あり、53園の保育室でエアコンが設置されていない。(吉川喬)