栃木県益子町の上山地区で11日から「ひまわり祭り」が始まった。東京ドーム2個分、約10ヘクタールに、黄金色の大輪が咲き誇り、県内外から観光客を集めている。19日まで。
会場のひまわり畑は「道の駅ましこ」(同町長堤)から歩いて5分ほど。地元の農家らが協力して種をまき、草刈りをして大切に育ててきた。
直前の台風の影響が心配されたが、1メートル80センチほどまでに伸びたひまわりは風雨に耐えた。町生涯学習課の菊地勇介さん(27)は「11~14日ごろがちょうど見ごろなので、ぜひ多くの人に見に来てほしい」と話す。
無料でひまわりを摘めるエリアや、木製のブランコやミニ展望台などの撮影スポットが設けられ、「インスタ映え」を狙う若い女性客が列をつくった。那珂川町から友人とやってきた保育士、大久保日菜さん(24)は「去年、友達のインスタを見て来たいと思っていた。想像以上にきれいで、いい写真が撮れました」と満足していた。(若井琢水)