お盆恒例の「米朝一門会」が15、16日、大阪・西梅田のサンケイホールブリーゼで開かれる。1992年に始まり、桂米朝が3年前に亡くなっても続く一門会。落語だけでなく、踊りや紙芝居、大喜利も盛り込んだ「寄席」のスタイルで開かれるにぎやかな会だ。
15日は南光、雀三郎、吉弥、歌之助らが落語を演じ、ひろばと佐ん吉が米朝から受け継がれてきた踊り「戸板返し」を披露。16日はざこば、米団治、南天らが落語を、米平が米朝から「やってみい」と言われて始めたという珍芸「立体紙芝居」を上演する。両日とも最後は若手による大喜利で締めくくる。
米朝の長男の米団治は「随所に米朝のかおりが漂う会。一門の色や味を感じていただければ」と語る。
いずれも午後2時開演。5千円。ブリーゼチケットセンター(06・6341・8888)。(深松真司)