不潔なイメージで敬遠されがちなゴキブリだって、良いところがあるんです――。そんな思いをこめて、飼育係が企画した「真夏のゴキブリ入門展」が埼玉県宮代町の東武動物公園で開かれている。31日まで。
「日本で見かけるゴキブリとはひと味違う」という世界のゴキブリの魅力を感じてもらおうと、5種類約100匹を展示。体長15センチのマダガスカルオオゴキブリや、「世界一美しいゴキブリ」とも言われるグリーンバナナローチなども。
午前9時半~午後5時半。見学には会場のかぶ森ザリ池パーク入場料300円が必要。土曜と日曜の午前10時半~11時には、暗い場所に入る習性を持つゴキブリの動きをじっくりと観察できる「ゴキブリ釣り」のほか、飼育係の光山小夜子さん(54)が段ボールを材料に手作りしたゴキブリのコスチュームで記念撮影も。
入門展を発案した飼育係の茂垣璃奈さん(25)は、昨年から自宅でインド産のハテナマークゴキブリをペットとして飼っている。「普段は黒くて気持ち悪いなど嫌われ者のイメージだが、色鮮やかなものや、かわいいゴキブリもたくさんいる。多くの人にゴキブリの魅力を知って欲しい」。 問い合わせは同園(0480・93・1200)。(加藤真太郎)