第100回全国高校野球選手権記念大会に出場中の済美は、愛媛県勢として11年ぶりの8強入りを果たした。準々決勝で、報徳学園(東兵庫)と対戦。
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済美は17日、準々決勝に備えて兵庫県西宮市で2時間ほど軽めの練習をこなした。走塁練習の後、チームを勢いづけようと外野手の西川航生君(3年)が本塁へヘッドスライディング。「これで雰囲気が良くなって、良い形で試合日を迎えられる」と笑顔で話した。
中矢太監督は練習後、準々決勝への意気込みを語った。
――次戦を控えた心境は
楽しみしかない。またたくさんのお客さんの前で試合をできる。一段一段高みを目指して、4強の景色を選手と見たい。
――相手の印象は
相手は兵庫県、日本を代表する名門校。遊撃手の小園海斗君(3年)は昨年の高校日本代表に選ばれた。強豪と4強をかけて試合をする中で、選手が成長してくれるのではないかと楽しみ。
――試合のポイントは
先入観を持って戦略を考えないようにしている。試合の中で対応したい。
――投手の起用法は
山口直哉(3年)と池内優一(3年)と話して、2人ともスタンバイしておくようにと伝えた。選手の状態と試合展開によって、継投になるかもしれない。
――キーマンになる自チームの選手は
池内を宿舎の自室に呼んで話をした。本人は個人の成績が思わしくなくて気にしていたが、主将として大いに仕事をしてくれていると伝えた。次戦も勝つことを最優先にチームを引っ張ってほしい。(藤井宏太、寺田実穂子)