日本と米国の知事が交流する「日米知事フォーラム」が27日午前、東京都内で始まった。前身の「日米知事会議」が1994年を最後に途絶えてから24年ぶりの開催となる。地方レベルで日米の信頼関係を築こうと、日本側が再開を働きかけて実現した。28日までの日程で、投資促進や産業創出などを協議する。
日米知事会議、復活へ 背景にトランプ政策の不透明感
米側からは、ネバダ、ケンタッキーなどの州知事らが参加。河野太郎外相はあいさつで、米トランプ政権が対日貿易赤字の削減を求めているのを念頭に、「貿易赤字の解決策は関税を課すことではなく、日本の対米投資を増やすことだ」と話し、投資の促進に期待感を示した。
日米知事会議は1962年に始まり、米側の予算の都合で94年を最後に開かれていなかった。(清宮涼)