暑い日が続くこの夏、金魚をながめて涼みませんか――。東京都内では近年、金魚を取り入れたアートの展示や金魚すくいができる施設が人気を集めている。昔から続く専門店では様々な金魚を購入でき、金魚を身近に楽しむことができる。
ライトアップされた多面の水槽をのぞくと、群をなして泳ぐ金魚がゆがんで見えたり、小さく見えたり。東京都中央区の日本橋三井ホール(日本橋室町2丁目)で開催中の水族アート展覧会「アートアクアリウム」にある作品の一つだ。
主役は金魚。国内で養殖が始まった江戸時代の風俗を意識した空間で、高さ3・5メートルの金魚鉢やびょうぶ型の水槽などで8千匹もの金魚が泳ぐ。迫力ある内容が人気で、外国人客の反応も上々だ。昨年に海外からチケットを購入できるサービスを始めると、海外からの客が急増したという。この秋には中国・上海で開催される。
9月24日まで。料金は一般千円、子ども600円。
夏の夜店といえば金魚すくい。…