金足農の甲子園での熱戦が、秋田市内の水道使用量に影響を与えていたことが市上下水道局の調べでわかった。テレビで観戦していた人が、攻守の交代時や試合終了後に一斉にトイレなどで水道を使ったことが原因とみられる。
それによると、近江戦(準々決勝)があった18日は、試合終了後に配水量が毎時約3千立方メートルから約6500立方メートルに急増した。日大三戦(準決勝)があった20日も、五回終了後のグラウンド整備時間帯や試合終了後に急増。大阪桐蔭戦(決勝)があった21日には、閉会式終了から約10分後の配水量が試合終了時の2倍以上になった。
市上下水道局は「水道を使う市民の多くが試合をテレビなどで観戦した結果、トイレや食事の準備のタイミングが重なったと考えられる」としている。(村山恵二)